2歳の娘の体験談です。
保育園の豆まきで鬼が来てから、ちょっとしたことでも大泣きして、精神的に不安定になってしまい、世の中が怖いものだらけになってしまいました。子どもも親も大変でした・・・
数か月後、無事克服をして元気に遊べるようになりました。
心がけた3つのポイントがありますので、見て行ってみましょう!
きっかけ
豆まきで「鬼」がやってきた
保育園の豆まきの行事で「鬼」がやってきたことがきっかけで恐怖症になってしまいました。
「赤鬼」と「青鬼」に変装した保育園の先生が近くに来ただけですが、「2歳児」の娘にとっては恐怖だったようです、
「キャ~~!」と大泣き。保育士さんが「鬼」のいない別の部屋に連れて行ってくれたよう。
しかし、このことがトリガーとなって、「鬼」=「怖い」と認識するようになりました。
鬼のお面や恐竜の顔つきのブービーカーも「鬼」に思うようで、見ただけで「怖いよ~抱っこ~」と泣き叫んでいました。
子育てのプロ(計9人の子・孫の世話をした経験あり)の義母に聞いてみた!
第一子は不安を感じやすく、恐怖症になることが多いみたい・・・
繰り返して「追い払う」ことで、さらに怖いものが増える
あまりにも怖がるので、娘に「こわいこわいおばけを追い払おう」という話をして、「バイバイ~」とお別れをしました。
そうすると、娘から「もう一回」と何度もリクエスト。色んなパターンで繰り返し行っていると、これをきっかけにさらに恐怖症を招くことに・・・
「ブーブー(車)怖いよ~、抱っこしてよ~」と、道に出ても歩かなくなり。
道端に落ちている葉っぱが揺れると、「怖いよ~抱っこおおおお~」と大泣き。
お風呂で湯舟に浸かることも「怖いよ~」と大泣き。
他にも怖いものが増幅していき、慣れ親しんだ人のがそばにいないと、不安で仕方ないようでした。
怖いものだらけの世の中になってしまって、辛い思いをさせてしまった
恐怖症の影響
火事場の馬鹿力
「お雛様の絵が描いてある箱」がそばにあることが相当怖かったらしく、逃げるために目の前にあったベビーサークルを2歳児の娘が飛び越えました。
本人身長の半分以上ある普段乗り越えることのないものだったので、びっくりしました。
危機的状況になると、人間はとんでもない力を発揮できるんだと、はっきりと分かった出来事でした。
恐怖心から「アドレナリン」が放出された瞬間だったのかな。「火事場の馬鹿力」という言葉がぴったり!
恐怖心は行動力を失わせる
泣いてばかりで、慣れ親しんだ人のがそばにいないと、不安で仕方なくなる2歳児の娘。
友達のように元気に楽しく遊ぶことができませんでした。
どこか怒ったような、不満げな表情で、泣いてばかりで本当に大変な毎日でした。
子ども心に傷をつけてしまったことを後悔をしました・・・
克服した方法
以下の3つを実践したら、2歳児の長女の表情が見違えるように変化しました。
子どもらしい屈託のない笑顔が無事戻ったよ。自ら色々なことにチャレンジできるようになりました。よかった~!
怖いものをハッキリさせる
怖がっていたものは「鬼」であり、「車」や「葉っぱ」は「鬼」ではない。ハッキリと言葉にして繰り返し伝えた。
子どもと向き合う時間をしっかり取る
毎日頑張っていること、子どもの良いところを伝えて、感謝の気持ちを伝えた。ぎゅっと抱きしめて、安心させた。
守ってくれる人がいることを伝える
家族はいつも味方であること、見えていないけれど常に見守ってくれているご先祖様がいることを伝えた。
たくさんの親戚に合わせることで、自分を大切に可愛がってくれる人がたくさんいることを感じもらった。
いつか必ず克服できるので、気長に取り組みましょう!
まとめ
赤ちゃんは生まれたときは「最強の脳」を持っており、怖がることを知らず、何でもできると思っています。
今回のような「恐怖体験」というものは脳に「傷」が出来たようなものです。
子どもの変化を注意深く観察して、「傷」が深くならないうちに修復していくことが大切です。子どもに寄り添うことが子どもの成長につながります。
誰しも「恐怖体験」を経験するものです。避けるよりも、一緒に乗り越える方が強い子に育つと思います。
ただ、乳幼児の「豆まき」に「鬼」を登場させないでいいと思いました。豆まきの日は「お休み」することを検討してもいいかもしれません。